歯のクリーニングって?フロスは必要?歯周病治療・歯のセルフケアQ&A

歯周病治療、歯のセルフケアのQ&A

歯周病は進行のスピードがゆるやかなので、自分の歯のことになのに気づかないリスクがあるのです。だからこそ病気の知識が重要。ここでは、歯周病に関するさまざまな疑問にお答えします。

Q.歯周病の初期症状は自分で気づけますか?

歯周病は、気づいたときには悪化していることも多い病気です。そのような状況を避けるためには、日々セルフチェックをすることが大切です。まずは、歯磨きやフロスをする際に、歯ぐきから血が出ていないかを確認するようにしましょう。また、「歯ぐきがぶよぶよとしている」「赤黒く腫れている」「口臭が気になるようになってきた」という場合にも歯周病の可能性がありますので、一度歯科医院で診てもらうことをおすすめします。

Q.歯周病をケアする“歯石取り”にはどのような種類がありますか?

A.代表的な方法としては、歯石を除去する「スケーリング」があります。スケーリングは、専用の器具を使って手動で行う手動スケーリングと、超音波器具を用いて行う超音波スケーリングに分けられます。そのほかには、汚染された歯根の表面を、器具を使って滑らかにすること「ルートプレーニング」があります。

Q.歯のクリーニングにかかる費用はどのくらいですか?

A.クリーニングの料金は、保険診療か自由診療かで大きく異なります。虫歯や歯周病の治療の一環としてクリーニングを行う場合は、保険が適用されるため料金は3,000円程度です。しかし、虫歯や歯周病がなく、予防目的でクリーニングを受ける場合は保険が適用されません。この場合、自由診療となり料金は歯科医院ごとに異なるため、5,000円~20,000円程度まで大きく差が出ます。

Q.歯磨きは一日に何回すればいいですか?

A.食事の回数やタイミングなどによっても異なりますが、最低でも1日に2回は歯磨きをしたほうが良いでしょう。タイミングとしては、起床時と就寝前です。これは、就寝中は唾液の分泌量が少なくなることで細菌が増えやすい口内環境になるためです。増えてしまった細菌を清掃するため、そしてできる限り細菌繁殖を抑えるために、起床時と就寝前には最低でも歯磨きをしておきましょう。また、これらに加えて毎食後に歯磨きをしておくことが理想です。

Q.歯ブラシだけでなく、フロスも使ったほうが良いのでしょうか?

歯ブラシだけでは歯と歯の間の汚れを落としきることは難しいため、フロスも使うのがおすすめです。まずフロスをしてから歯磨きをすることで、汚れを落としやすくなります。頻度としては、理想は毎食後ですが、それが難しい場合には1日1回就寝前に行うようにしましょう。

Q.歯磨きをしすぎるとどのようなリスクがありますか?

A.歯を強く磨きすぎていたり、歯磨きに時間をかけすぎていたりすると、知覚過敏や歯ぐきの退縮、歯ぐきからの出血といったリスクにつながります。歯磨きの理想的なタイミングは起床後、毎食後、就寝前となっていますので、そのタイミングで歯を磨くことを心がけ、一回の歯磨きに30分以上の時間はかけないようにしましょう。力の加減などがわからない場合は、歯科医院でブラッシング指導を受けるのがおすすめです。

関連記事

前の記事へ

八王子市の歯医者さん|予防歯科・クリーニング

次の記事へ

町田駅近く歯科衛生士が常勤している歯医者さん|予防・クリーニング